朝日新聞:カップヌードルが初のパスタ 湯切りしてソースとオイル

記事要約

日清食品は、カップヌードル初のパスタ商品「カップヌードル パスタスタイル」を29日に売り出すと発表した。ニンニクのきいた「ボンゴレ」と、トマトベースの「ボロネーゼ」の2種類で、希望小売価格は税抜き198円。カップヌードルになじみの薄い若者や女性を取り込む狙い。湯を入れて5分待ち、湯切りしたあと、粉末ソースとオイルをかける。麺の太さは従来のカップヌードルの2倍以上だが、麺の乾燥を工夫することで、湯戻しを5分で済ませられるようにした。

疑問

カップヌードルの容器で上手くソースを馴染ませることができるのか。

考え・主張

カップヌードルの一番の利点だとも思われる、お湯を入れるだけで食べられる点を取り去り、湯切りとソースを入れる必要性を持ち出してきたわけだが、これはなかなかの挑戦ではないだろうか。カップヌードルの容器自体もあまり、ソースを混ぜるのに適しているようにも思えない。とはいえ、容器の底は浅く設計されているようなので問題はないのかもしれないが。それと、希望小売価格が他のカップヌードル製品に比べて割高に感じるが、新規層を取り込むには弊害となりそうなものだ。数十円の違いは意外に大きい。少しでも安い商品を買いたいというのは消費者が当然思うことだろう。CMではパスタの本場イタリアで試食をしてもらい、ほとんどの人に「パスタでは無い」という酷評をもらっている様子が映されているが、この自虐的なCMもどちらに転ぶことだろうか。新規層がパスタだと思って買い、それがパスタでなければ、たとえ味がよかったとしても、カップヌードル製品から離れていってしまうということもありえるのではないだろうか。まあ、とにもかくにも、今後の売り上げに注目したい。

その他

特になし。

読売新聞:中国南部で「犬肉祭り」…愛犬家ら批判で自粛も

記事要約

中国南部・広西チワン族自治区玉林市で22日、夏至に合わせて住民が犬肉を食べる恒例行事「犬肉祭り」が行われた。ただ、愛犬家らが「動物虐待だ」と現地入りして訴えるなど批判が強まり、地元の政府や飲食店の一部が「自粛」を示す動きも見られた。中国南部などでは、滋養強壮の効果があるとして犬肉を食べる習慣があり、祭りでは例年約1万匹が食用として消費される。今年はペットブームなどで祭りの中止を求める声が高まり、インターネット上の署名活動に国内外の100万人以上が参加した。祭りは予定通り開催され、天津から訪れた愛犬家の女性は犬を救おうと100匹以上を購入したという。一方、同市の住民らの間では「伝統的な食文化。犬はダメで豚や牛はいいというのは納得できない」などと反論する声が相次いだ。

疑問

地元住民でこの慣習に否定的な人はどれほどいるのか。

考え・主張

地元住民がこういった習慣に否定的なら、それに協力して中止を求める運動をするのは別に良いと思うのだが、記事からは、地元住民の多くはこの習慣を肯定的に捉えているように感じられる。そうであれば、外野がとやかく言う問題ではないと思う。日本で鯨を食べる食文化があるように地域に独特の食文化が根付いていることは多い。それによってある動物が絶滅の危機に瀕しているとかであれば、別の視点から抗議をすることはできるかもしれないが、基本的に、その文化を止めるよう圧力をかける権利はないだろう。まあ、他地域の人間がその地域の文化をどう捉えるかはその人の自由ではあるが。極端な話、個人的には、ある地域に食人の文化があったとしても、その文化に地域の人間が納得していて、その地域の中だけで機能するのであれば、外野の人間が口を出すことではないと思う。

その他

特になし。

読売新聞:カモシカ「カパッ、カパッ」、市街地4時間走る

記事要約

11日朝、富山市の市街地に国の特別天然記念物ニホンカモシカが出没し、通報から約4時間後、逃げ込んだビル内の階段で保護された。同署や県教委などによると、市街地に現れたニホンカモシカは体長約1メートルの雄。同市二口町付近で目撃された後、路面電車が走る道路や公園など市街地を移動し、直線距離で約2キロ離れた同市中野新町の3階建てビルに逃げ込んだ。現場に駆けつけた同署員や獣医師らが午前11時半頃、2階と3階を結ぶ階段の踊り場付近にいたニホンカモシカに、吹き矢で麻酔を打ち、ネットをかぶせて捕まえた。その後、富山市教委職員の手で運ばれ、市内の山に放された。富山市ファミリーパーク動物課の担当者は「山から河川敷沿いを移動しながら、市街地近くまで下りてきたのかもしれない」としたうえで、「ニホンカモシカはおっとりした性格だが、不用意に近づくと身を守ろうとして角を向けることがある。近づかない方がいい」と話している。

疑問

カモシカは何故市街地に迷い込んだのか。

考え・主張

ほのぼのとしたニュースにも思えるが、かなり危険なことだとも感じる。以前、山登りに行った際にカモシカを見かけたことがあるが、こちらを見つけた瞬間に颯爽と断崖絶壁を駆けていった。カモシカは、相当な脚力を持っており、もし、その足で蹴られでもしたら大怪我は免れないだろうと思う。野生動物は動物園の動物たちと比べて人に慣れていないのだから、人に危険な行動を起こす可能性も高いだろう。幸い、けが人はいないようだが、あまりこのような事態が多発するのは好ましくない。今回の事態が起きた原因は早々に究明すべきだろう。

その他

特になし。

The Wall Street Journal:インドの摂氏45度の熱波はどうして起きたのか

記事要約

インドで4〜6月の夏季に高温となるのは毎年のことだが、低気圧によるにわか雨が暑さを和らげることが多かった。しかし今年は、ベンガル湾上空の雲が北西部に流され熱波だけが残ってしまった。世界気象機関(WMO)は、日中の最高気温が平均最高気温を5度以上上回る日が5日間以上連続した場合に熱波と定義している。インドでは、平年なら摂氏40度以下の最高温度であるが、今年は気温が47度以上に達する異常熱波が2週間続いた地域もあり死者は1100人以上に達した。その大半は、テランガナ、アンドラプラデシュの南部2州で発生しており、当局によれば死者のほとんどは建設労働者、老人、ホームレスだという。

疑問

インドの建設労働者への健康配慮は十分だったのか。これほどの熱波がインドに発生したことが過去にあったのか。

考え・主張

暑さというのはなんとも恐ろしい。元々、インドは気温が高い地域が多いのだから、人体の限界に近い暑さとなっているのだろう。とはいえ、日本で熱波が起きたとしても、ここまでの被害にはならないだろう。電気が通ってない地域が多く、エアコン等の暑さ対策ができていないのだろうか。また、異常気象だということが現地の人々に伝わりきっておらず、対策が遅れてしまっているのかもしれない。

その他

特になし。

河北新報:マイナンバーで医療情報 政府、18年度から運用

記事要約

政府は29日、産業競争力会議の会合を開き、国民に番号を割り当てるマイナンバー制度で、加入する医療保険や受診歴などが分かる仕組みを導入する方針を示した。2018年度から段階的に運用を始め、20年の本格運用を目指す。患者情報を一元化して重複診療や処方薬の大量・重複投与を防ぎ、また、サービスを効率化し、医療費抑制につなげる狙い。法改正を含む具体的な制度設計は、15年中に詰める。戸籍や旅券にも20年までにマイナンバーの利用を拡大する予定。国民の不安感が根強い情報流出や、不正利用の対策が課題となる。

疑問

マイナンバーにはどこまでの個人情報が含まれることになるのか。マイナンバー制度の導入は確定なのか。

考え・主張

20年に本格運用というと、予想より早く感じる。それまでに、国民の不安を取り除き、更には、15年中に法改正等の制度設計を整えるというのは、少し無理があるのではないか。これでは、対策不十分な導入となり、導入後、情報流出の被害が続出することを危惧してしまう。マイナンバー導入のメリットはとても大きいものであるが、それを打ち消してしまうほどのデメリットがあっては意味がない。もう少し時間をかけて導入の働きかけをしてほしい。

その他

特になし。

NHKニュース:マグロ大量死 同じサバ科の「スマ」4割死ぬ

記事要約

東京の葛西臨海水族園で飼育されているクロマグロなどが大量に死んだ問題で、水族園はマグロの飼育を再開できるか判断するため、今月22日に水槽に同じサバ科のスマを入れたが、28日までの1週間でおよそ4割に当たる12匹が相次いで死んでいることが分かった。水族園によると、ほとんどすべては背骨などが折れていて、水槽に衝突したことが原因とみられるということだが、水族園では今後、専門家に依頼して死因を詳しく調べるとともに、スマやほかの魚の観察を続けることにしている。東京都は、来月中に予定しているマグロの飼育再開については「現段階では予定どおり進めたいと考えている」という。

疑問

死んだクロマグロも水槽への衝突が死因なのか。来月中に対策が間に合うのか。

考え・主張

なんとも奇妙な事件だ。クロマグロの件に関しても、水槽に入れた直後に異変が起きたなら設備の問題だと言えるだろうが、しばらく何も問題がなかったところにいきなりの大量死であるから、謎が多い。そのような状態でとても来月中に飼育を再開できるとは思わない。再び、大量死を引き起こすだけではないだろうか。

その他

特になし。

NHKニュース:農林水産省 バター1万トンを追加輸入へ

記事要約

農林水産省はバターの安定供給を図るために、1回の輸入規模としては過去最大となる1万トンを追加輸入することを、27日、正式に発表した。バターが品薄になる背景には、国内の酪農家が減少し、原料となる生乳の生産量が減る傾向にあることのほか、生乳は鮮度が求められ、かつ高く売れる牛乳や生クリーム用に優先的に使われがちで、バター用が後回しになる構造的な問題もあるとされている。農林水産省では、需給の状況によってはさらなる追加輸入などの対応も検討することにしているという。

疑問

さらなる追加輸入が必要となった際、即座に対応できるのだろうか。

考え・主張

追加輸入決定。これで当分は、バターがどこにも売っていないといった事態は避けられるだろう。それにしても、やはりバターはマーガリンという存在がある手前、他の乳製品よりも優先順位が低くなってしまうのだろうか。一時より良くなってはいるが、未だバターの品薄は続いている。それでも、前年の事態を受けて、農林水産省も様々な安定供給策をとっているようなので、前年程のことにはならなさそうだ。

その他

特になし。