朝日新聞:カップヌードルが初のパスタ 湯切りしてソースとオイル

記事要約

日清食品は、カップヌードル初のパスタ商品「カップヌードル パスタスタイル」を29日に売り出すと発表した。ニンニクのきいた「ボンゴレ」と、トマトベースの「ボロネーゼ」の2種類で、希望小売価格は税抜き198円。カップヌードルになじみの薄い若者や女性を取り込む狙い。湯を入れて5分待ち、湯切りしたあと、粉末ソースとオイルをかける。麺の太さは従来のカップヌードルの2倍以上だが、麺の乾燥を工夫することで、湯戻しを5分で済ませられるようにした。

疑問

カップヌードルの容器で上手くソースを馴染ませることができるのか。

考え・主張

カップヌードルの一番の利点だとも思われる、お湯を入れるだけで食べられる点を取り去り、湯切りとソースを入れる必要性を持ち出してきたわけだが、これはなかなかの挑戦ではないだろうか。カップヌードルの容器自体もあまり、ソースを混ぜるのに適しているようにも思えない。とはいえ、容器の底は浅く設計されているようなので問題はないのかもしれないが。それと、希望小売価格が他のカップヌードル製品に比べて割高に感じるが、新規層を取り込むには弊害となりそうなものだ。数十円の違いは意外に大きい。少しでも安い商品を買いたいというのは消費者が当然思うことだろう。CMではパスタの本場イタリアで試食をしてもらい、ほとんどの人に「パスタでは無い」という酷評をもらっている様子が映されているが、この自虐的なCMもどちらに転ぶことだろうか。新規層がパスタだと思って買い、それがパスタでなければ、たとえ味がよかったとしても、カップヌードル製品から離れていってしまうということもありえるのではないだろうか。まあ、とにもかくにも、今後の売り上げに注目したい。

その他

特になし。